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プロジェクト本文

 はじめまして。

 名古屋市で不登校や発達障害、ひきこもりの子どもや、その保護者様を対象に4年前からフリースクールや子ども相談の受付等の活動をしております、NPO法人ハッピーラボ  理事長の森 美智といいます。

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▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 この活動を始めようと思ったきっかけをお話ししたいと思います。

 

◆1つ目のきっかけは、

 我が子が高校1年の時に虐めにより、クラスに入れなくなった時期がありました。保健室登校をずっと続けたものの、留年か退学、もしくは転校するように学校から詰め寄られた苦しい経験があった事。

 

 私自身の体験としてお話すると、子どもが不登校となった時、親って【不登校の子どもの親になる準備】なんて出来てないんですよね。だから、いきなり【普通の子じゃなくなった】という絶望に包まれ、怒ったり泣いたり、取り乱してしまう事がほとんど。

 

 ただ、子どもは不登校となる前に、かなりの期間、悩み苦しみ、やっと外に向けてSOSを出しています。ただ、そんな事考える余裕なんて無くなるほど、親は混乱します。混乱すればするほど、子どもは塞ぎ込み、現実を遮断し、家庭は壊れていく事になる訳です。  

 

◆2つ目のきっかけは、

 近所に住む中学生が学校からの下校時に自死を選ぶ事件が身近であった事です。私が逃げ場所になりたいと深く思いました。

 

◆3つ目のきっかけは、

 私自身が身体的虐待を受け、保護を繰り返しながら育ちましたので【学校に行けない】苦しみの中にいる子どもたちの心を受け止め、優しく寄り添ってあげたいと思った事です。

 

 そして、私は当初は子どもたちの逃げ場所となりたい気持ちが強くあった訳ですが、次第に保護者様の癒しの場所にもなりたい気持ちが芽生えました。それは、私は学校に通いながらも暴力を受けたり、弟を育てていました。親に悩みを打ち明ける事などありませんでしたから、子どもを想い、泣く保護者様を見ると、胸が締め付けられる。不登校の子の親となり、何がしてあげられるか悩み、一生懸命辛いながらに子を想う保護者様のサポートもしてあげる事も、私の実現したい目標となりました。

不登校数グラフ.png

▼目指す場所

 

 不登校の子は繊細であったり、優しい子が多いので、自分が学校に行けなくなったせいで親が泣いている事で、自分を責めたり、産まれた意味がわからなくなり、相談してくる子が沢山います。

フリースクールの画像.jpg

 私がしたい事、それは、不登校の子が経験した苦しみ以上の温かい思い出を子ども達にプレゼントしてあげる事。

 もう1つは、苦しみの渦中にいる保護者様たちの苦しみを減らしてあげて、未来に導き、子どもと保護者様共々、笑顔にしてあげる事。

 

 ただ、今の狭い6畳二間では限界である事は事実。多くの悩みを抱えた保護者様や子ども達を救う事は出来ない事は解っていました。

 

 そんな中、コロナで閉鎖してしまった古民家の宿を見つけ、大きな公園がすぐ側にあるその場所で、悩んだ方々を笑顔にする活動がしたいと強く思いました。

 

 不登校の子や保護者様が、人目気にせず集まる事の出来る温かい居場所を作り、支え合いながら、無くてはならない場所となれば自然と、学校に通いながらも自死を選ぶ子ども達も、SOSを出しに施設に来て気持ち落ち着けてくれると信じています。

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▼現状 

 フリースクールたんぽぽの運営を始めたのは3年前。

 

 古い空き家物件を歩いて探し、持ち主に会いに行き直接交渉を繰り返すところから始めました。交渉成立後も修繕にかなり投資し、チラシやポスティングも頑張り生徒募集をかけ、1人、また1人と不登校の子たちは増えていきました。今では30名以上の子どもの登録があります。

 

 又、それと同時に、不登校の子どもを連れて私に会いに来てくれる保護者様も増えました。殆どの保護者様は、私とお話をしていくうちに、ぽろぽろ涙を流されます。周りに相談出来ずに独りで抱え込んできた【頑張りの糸】がほころんだ証拠。保護者様方の苦しみは、私も経験していますから解りますが、計り知れない苦しみなのです。

 

 今現在は、名古屋市内で6畳2間を用いて、フリースクール運営をしていますが、とても狭く、歩き回るスペースも無く、食事をする場所も交代制の狭さの中、子ども達と日々を過ごしています。

 コロナ禍以前は、混みあっていても、どうにか運営していましたが、コロナ禍以降は流石に三密は避けたいところ。子どもたちは分散して通うようになり、保護者様の直接の相談も日にち調整する状況にもなっています。

 

 又、コロナ禍以降、不登校の子どもや保護者様からの相談が増加しています。大きな声は出さない。横を向いてのお喋り禁止。食事以外はマスク。鼻がマスクから出ないようにする。学校が休校になったしわ寄せも来ており、宿題の増加で真面目な子ほど、勉学に自信がなくなり、学校に行けなくなっている現実もあります。

 

 

 

虐待を受けつつも生き抜いた私の未来に残したいとても温かい居場所づくりの夢

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以上になります。

 

ご支援をよろしくお願いいたします。

補足:

 下の写真は、リターンの子ども達・利用者様が作る『手折り紙爪楊枝入れ』のイメージ写真です。ひとつひとつ丁寧に手作りとなります。※模様やサイズは発送品とは異なる可能性がありますが、実物の写真なのでご参考としてください。

リターン-爪楊枝入れ.png

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